
2022.04.20
4月12日、当社加工技術センターに、京都に本社を置く製菓材料の総合商社である吉田産業株式会社様をお招きし、製菓技術交流会を実施しました。
吉田産業様からは松浦専務、企画部研究開発課 北川シェフ、同課和田スーシェフ、当社からは技術部員、営業部員が参加、ジェノワーズを題材に製法や粉の種類による仕上がりの違いについて意見交換を行いました。
粉を製品として提供する立場の当社社員と、ユーザーとして粉を実際にご使用いただく立場のシェフの方々との意見交換ということで、今までになかった新たな気付きや発見が得られたたいへん貴重な機会となりました。
この経験を、ぜひ今後のよりよい商品提案に活かしてまいりたいと思います。
2021.12.10
弊社も後援企業として参加させていただいている、公益社団法人東京都洋菓子協会様主催の定期講習会。第2回は12月2日に東京都世田谷区の洋菓子会館にて行われました。
今回は講師として、インターコンチネンタル東京ベイ・徳永純司シェフにお越しいただきました。
徳永シェフといえば、リッツカールトンにて経験を積まれたのち、2015年クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー日本代表として出場され、チームとして準優勝、チョコレート部門では優勝をされた経歴をお持ちです。
製造実演では、弊社「宝笠」を使用した「ケークショコラ」「ケークマロン」の2点をご披露いただきました。
「宝笠」を使用することによって、口溶けのよいふんわりとした仕上がりになるとの評価をいただきました。
講義の中では、後輩の育成についても語っていただきました。徳永シェフは、後輩を指導することは一切せず、自分自身は判断のみに徹するとのこと。そのポリシーには、後輩たちひとりひとりのアイデアや考えを尊重したいという徳永シェフの想いが込められているそうです。
また、スタッフ同士でモチベーションを高めあいながら、互いに切磋琢磨する環境づくりが大切ともおっしゃっていました。徳永シェフの「育成論」、皆様の会社や身の回りでも役立てることができるのではないでしょうか。
徳永シェフは、来年3月に品川区西五反田に「エキリーブル」をオープンされる予定です。こちらも今から楽しみですね!
2021.11.30
公益社団法人東京都洋菓子協会様主催の定期講習会(第1回)が、11月25日に東京都世田谷区の洋菓子会館にて行われ、弊社も後援企業として参加いたしました。
この日は講師として、東京恵比寿に本店を構える「パティスリーレザネフォール」の菊池賢一シェフをお迎えし、製造の実演と講義を行っていただきました。
実演では、弊社の製菓用小麦粉「特宝笠」と、強力粉「ゴールドマイン」を使用した「ケークキャラメルフィグ(パウンドケーキ)」をご披露いただきました。
「特宝笠」をご使用いただいた菊池シェフからは「良い意味でもっちり感が出る」とのお言葉をいただき、特色あるアイテムを作り上げる素材のひとつとして評価していただきました。
菊池シェフは、フランス・ガストロミック・アルパジョン・コンクール優勝など多数の賞を受賞、ヨーロッパでの修業時代も経験され2012年11月に独立開業。現在2店舗を経営されています。
講義の中では、TV番組「ジョブチューン」にご出演された際に感じたコンビニスイーツのレベルの向上から、商品の価格設定の勘どころまで、幅広くお話しいただきました。
次回第2回は、12月2日に開催されます。
2019.10.30
8月28日(水)と10月23日(水)の両日、当社神戸本社 加工技術センターと、東京の専修学校日本菓子専門学校におきまして、宝笠印小麦粉製菓技術講習会を開催いたしました。
講師には、2017年にフランスで行われ、各国を代表するパティシエが製菓技術を競い合った国際大会「クープ・デュ・モンド」の日本代表チームメンバー「ラ リヴィエ ドゥ サーブル」代表植﨑義明様、「㈱クラブハリエ」代表取締役社長・グランシェフ山本隆夫様、「㈱シュゼット・ホールディングス」グランシェフ駒居崇宏様のお三方をお呼びしました。
講習会開催に先立ち、当社代表取締役社長伊藤より開会のあいさつをさせていただきました。
今回の講習会は「焼き菓子」をテーマとして、弊社の焼菓子専用粉「赤煉瓦」を使用したお菓子を中心に、3名のシェフがそれぞれの持ち味を生かしたレシピを披露してくださいました。
植﨑様からは、サクサクとした崩壊感と甘じょっぱい味わいが特徴の大人向け「サブレフロマージュ」など4品、山本様からは赤煉瓦の特長である風味と崩壊感を極限まで引き出したオリジナルレシピ「ホロン」、駒居様からはフィナンシェの素材探求のために訪れたトルコで出会った素材でアレンジした「フィナンシェ・ノワゼット」など2品を実演いただきました。
またすべての実演終了後には、弊社講習会としては初の試みでもあります、3名の講師の皆さまによるパネルディスカッションを開催いたしました。
2017年の「クープ・デュ・モンド」の裏話にはじまり、製品に対する各々のこだわり、商品開発、経営展望や人材育成、業界動向について余すことなく語り合っていただきました。
今回も多くの皆さまにご参加いただき、大盛況のうちに終えることができました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
これからも製菓業界の繁栄と発展に寄与すべく、宝笠印小麦粉をはじめとする当社小麦粉製品を用いたお菓子作りの技術やノウハウをご提案できる講習会を企画、開催してまいりますので、引き続きご期待いただけますようお願い申し上げます。
2019.07.24
7月4日(木)、山梨県産業技術センター内の会場にて、山梨県菓子工業組合様主催の講習会が開催され、山梨県各地より19社23名の皆さまにご参加いただきました。
講師を弊社技術部の南、助手として田原が担当させていただきました。
開催にあたり、山梨県菓子工業組合理事長内田長久様よりご挨拶をいただきました。
講習会では、宝笠系小麦粉の説明を行い、特宝笠と通常薄力粉のウェットグルテンを実際に触って比較してもらいながら違いを感じていただきました。また、宝笠ゴールドと通常薄力粉で作ったスポンジ生地をそれぞれご試食いただき、小麦粉の違いから出る食感、品質の違いを感じていただきました。
実演として「しっとりバターケーキ」(宝笠ドゥ―ノール使用)と「長崎風バターケーキ」(特宝笠使用)の2点を実施。宝笠系小麦粉の特長を生かした食感、口どけ感を感じていただきました。
続いて、新商品の「赤煉瓦」の特長をご紹介し、包餡機使用の「餡ガレット」をご提案させていただきました。手作業だけではなく包餡機を使用しても赤煉瓦の特長が発揮されることを感じていただきました。これまでにないザクザクほどけるような食感を感じていただけたことと存じます。
さらに、ご協力いただきました森永乳業様のレシピから包餡機で作成したチーズ饅頭(特宝笠使用)をご試食いただき、宝笠系小麦粉が包餡機を使用してもその特徴を生かせることをご紹介いたしました。
受講者の皆さまからは、和気あいあいと活発なご質問をいただきました。
実演では、ミキシング中に皆さまにミキサーの周りまでお越しいただき、生地を見ながらの意見交換も行われました。
生地も実際に触っていただくなど実際に体感していただける講習会になりました。
講習会後のサンプルのご依頼も多数いただいており、大変ありがたく改めて御礼申し上げます。
最後となりますが、株式会社渡辺商店の伊藤様には、企画・打合せより開催当日まで多大なるご助力を賜り、誠にありがとうございました。また、営業部原料課の皆様にも、本講習会の準備・運営にご助力いただきましたこと心より感謝申し上げます。
今後も、ユーザーの皆様のお役に立てるような講習会、商品提案等を企画・実施してまいりますので、どうぞご期待ください。
2018.11.30
9月20日(木)と10月3日(水)の両日、当社神戸本社 加工技術センターと、東京の専修学校日本菓子専門学校におきまして、東京・渋谷区代々木上原にございます「アステリスク」オーナーシェフ和泉光一様を講師にお迎えし、宝笠印小麦粉製菓技術講習会を開催いたしました。
講習会開催に先立ち、当社代表取締役社長伊藤より開会のあいさつをさせていただきました。
また東京会場におきましては、会場をご提供いただいた日本菓子専門学校校長三浦様よりごあいさつをいただきました。
今回の講習会のテーマは、宝笠シリーズの代表銘柄『特宝笠』の魅力を新たに皆様にお伝えするべく、一般的にご使用いただいているスポンジケーキ、ロールケーキなど以外のご使用方法としまして、シュー・ア・ラ・メゾンのシュー生地、ミルフォイユ・バニーユのパイ生地、パルヒュメのパーツの生地2種類への使用をご披露いただきました。(画像をクリックまたはタップいただくと拡大画像がご覧いただけます)
さらに先日新発売いたしました焼菓子専用粉『赤煉瓦』を用いていただき、ガレット・ブルトンヌでのサクサク感、ビジタンディーヌ・オ・ミエルでのしっとりとしていながら口の中で崩れる感じ、アマンディーヌ・オ・ショコラでのふんわりとした口溶け感をそれぞれ表現していただきました。(画像をクリックまたはタップいただくと拡大画像がご覧いただけます)
また和泉シェフからは、お菓子作りの技術のみならず、お菓子作りに対する考え方とお店の商品ラインナップの今後の方向性、これから求められていく労働環境の変化への対応など踏み込んだ内容につきましても、とても興味深いお話をしていただきました。これには受講者の皆様も熱心に聞き入っておられ、充実した講習会となりました。
最後に、神戸会場では執行役員技術部長内藤、東京会場では東京支店長長谷川よりそれぞれ閉会のあいさつをさせていただき、盛りだくさんの講習会は無事終了いたしました。
これからも製菓業界の繁栄と発展に寄与すべく、宝笠印小麦粉をはじめとする当社小麦粉製品を用いたお菓子作りの技術やノウハウをご提案できる講習会を企画、開催してまいりますので、引き続きご期待いただけますようお願い申し上げます。
2018.09.10
7月25日(水)、秋田市内の会場にて、株式会社アキタサトー商会様主催の製パン講習会が開催され、当社も協賛いたしました。
今回の講習会では、「春よ恋挽きぐるみ」を使用した湯種食パン、「銀将」を使用したソフトフランス、「テゾーロ」を使用したフォカッチャ、株式会社サトー商会様のプライベートブランド商品「麦の詩」を使用した欧風菓子パンの提案を行いました。
講習会には、秋田県内各地より10社11名の皆様にご参加をいただきました。
講師は、当社技術部 南が担当させていただきました。
また、当社製品のユーザー様である「グリッシーニ」チーフ鎌田様にもご協力をいただきました。
受講者の皆様からは、「非常に丁寧でわかりやすい」、「講習内容が実践的で役に立ち、すぐにでも商品化したい」、「今後もまた、このような講習会を開催してほしい」、「間近で作業を見ることができ、非常に参考になった」等のご意見をいただき、好評のうちに講習会を終えることができました。
今後とも、ユーザーの皆様のお役に立てるような講習会、商品提案等を企画・実施してまいりますので、どうぞご期待ください。
2018.08.31
8月21日(火)、「平成30年度兵庫県学校給食コッペパン実技講習会」が、公益財団法人兵庫県体育協会 兵庫県学校給食・食育支援センター様主催のもと当社加工技術センターにおいて開催され、当社も共催させていただきました。
この講習会は、兵庫県産小麦の学校給食における活用・普及を図り、地産地消の推進を含めた教育現場における食育の支援を目的として開催されたもので、学校給食を実施する学校、共同調理場に勤務されている教諭、栄養教諭、学校栄養職員の方々が参加されました。
兵庫県学校給食・食育支援センター所長 山添様による開会のご挨拶、ならびにコッペパン実技講習会の趣旨等のご説明があり、「平成30年度兵庫県学校給食コッペパン実技講習会」が始まりました。
当社社員による「製パンについて」の講義では、参加者の皆様が熱心に聞き入られておりました。
内容に関しては、パンの歴史や種類、パンに必要な原材料やその役割、また各製法や小麦と小麦粉の種類・用途についてでした。
兵庫県パン協同組合顧問 河村様による「兵庫県産小麦粉(弊社小麦粉「北野坂」)を使用したコッペパン実技演習」が行われ、参加者全員がパン作りを体験しました。初めてパン作りを経験されたという方が大半であり、興味津々…恐々と…時に和気あいあいと体験されていました。
当社社員による「兵庫県産小麦について」の講義では、多くの皆様からご質問をいただき、地産地消への関心の高さを伺い知ることができました。
内容に関しては、兵庫県産麦の栽培地や栽培に関する作業内容、収穫時期、収穫後の流通、小麦から小麦粉になるまでの工程等についてでした。また、兵庫県産小麦粉の学校給食における使用地域や数量等についてもご説明いたしました。
河村様による「品質審査実習」では、コッペパンの品質チェックなどの実習が行われ、今後の審査に役立つコッペパンの品質チェック項目についての説明がありました。
最後に、各自が作ったコッペパンの試食、質疑応答・総括を行い講習会は終了しました。
主催の兵庫県学校給食・食育支援センター様によりますと、「本講習会は今年で5回目になりますが、参加された方々からは毎回非常に高い評価をいただいています。」とのことでした。また、今回参加された方からも、「ぜひ生徒にもパンの素晴らしさを伝えたい」等のお言葉をいただきました。
今後も、国内産小麦をはじめとする弊社小麦粉の魅力をあらゆる分野を通じてお伝えするべく、様々な講習会を企画してまいりますので、どうぞご期待ください。
2018.02.02
10月26日(木)、宝笠印小麦粉の魅力を広く知っていただくため、製菓技術講習会を開催致しました。今回は、弊社小麦粉をお取り扱いいただいている株式会社渡森様ご協力のもと、会場には株式会社渡森様運営の専門学校「にいがた食育・保育専門学校えぷろん」の教室をお借りすることができました。
はじめに、弊社東京支店長 長谷川より開会の挨拶を行いました。
講習会では、弊社技術部 技術顧問 越川が講師を務め、「にいがた食育・保育専門学校えぷろん」鈴木製菓部長にもご協力いただきました。
講習会では、カステラ、マドレーヌなど全8品目を題材として取り上げました。
同じ宝笠印小麦粉シリーズであってもそれぞれに特長は異なります。本講習会では、各製品の特長をご紹介するとともに、それぞれの製品の比較や、組み合わせて使用することによる効果についてもご紹介しました。
また、この度フルラインナップとなりました「宝笠印小麦粉シリーズ10kg袋」の利便性及び今後のニーズについてもご紹介致しました。
カステラ
マドレーヌ
アルチザンガレット
ブラウニー
ブッセ
エンガティーナ
最後に、株式会社渡森代表取締役専務 渡辺様よりご挨拶をいただき、盛会の中講習会は終了しました。
終了後も多くのご質問をお寄せいただくなど受講者の皆様の熱心さが伝わってきました。受講者の方にお話をうかがったところ、大変参考になったとのお声を多数いただくとともに、製品ごとの特長の違いや、組み合わせて使用することによる効果など、多くのヒントが得られたとのお声もいただきました。
講習会でご紹介した「宝笠印小麦粉シリーズ10㎏袋」を、早速ご購入いただいたユーザー様もいらっしゃるとのことです。
最後になりますが、株式会社渡森 常務取締役 渡辺様ならびに佐藤係長様には、企画から準備、実施に至るまで多大なるご尽力をいただきましたこと心より御礼申し上げます。また、営業部の皆様にも当日の準備・設営等ご協力いただき誠にありがとうございました。
今後も、弊社小麦粉をご愛用のお客様の目線で、宝笠印小麦粉をはじめとする弊社小麦粉の魅力をお伝えするべく様々な講習会を企画してまいりますので、どうぞご期待ください。
2013.11.06
10月9日(水)、当社加工技術センターにて、「国産原料小麦粉のお菓子への可能性」をテーマに、当社主催の製菓技術講習会を開催致しました。
「ひょうご推奨ブランド食品」として、兵庫県から本年8月に認証を受けた「兵庫県産小麦粉シリーズ」の中から「宝笠異人館」や、国産のお米を原材料に使用した「美味しんぼ」を使い、その魅力をお客様にお伝えするべく開催致しました。
兵庫県産小麦を100%使用した菓子用粉「宝笠異人館」を主に使用し、今までの国内産小麦粉のイメージを払拭するとともに弊社商品の製菓への幅広い用途を確認でき、国内産小麦粉をより身近に感じていただくことができました。
最後に、営業部次長・下川より閉会のあいさつを行い、盛会のうちに終了致しました。
今後も、お客様のお役に立てるよう、また宝笠印小麦粉の魅力、使い方をお伝えするべく、様々な講習会を企画してまいりますので、どうぞご期待ください。
2013.09.27
2013.08.13
さる7/10(水)、宮島学園北海道製菓専門学校にて、当社主催の製菓技術講習会を開催しました。これは、宝笠印小麦粉新商品『宝笠ドゥノール』の発売を記念したもので、北海道産小麦を使用した製菓用小麦粉の魅力を、まずは原料供給地である北海道のお客様へお伝えするべく、当社として初めて北海道での講習会を開催しました。
講師には、長年宝笠印小麦粉をお使いいただき、その特徴を深くご理解いただいている、愛知県豊橋市の洋菓子店アンジェリカのオーナーシェフ須川昭比古氏をお招きし、ジェノワーズやシフォンケーキ、エンジェルフードケーキなどの実演をしていただき、『宝笠ドゥノール』と他の宝笠小麦粉との食べ比べを行いました。
また、宝笠を用いる製品の代表である長崎カステラは、当社技術部長越川良樹が『宝笠ドゥノール』を用いて実演し、受講生の方にも泡切などの作業を体験していただくなど、内容の濃いものとのなりました。